a.交換率
1円パチンコで4円並みの利益を取ろうとすれば16割原価(2.5円交換)しかありません。
2.5円交換(4円換算)で等価と同じ営業(9割営業)したときの利益シミュレーション
16割原価で9割営業したときの利益率は(16−9)/16=43.75%
40,000発稼働×0.35=14,000円・・・・・・・・・・・・・・売上
14,000円×43.75%=6,125円・・・・・・・・・・・・・・・・台利益
上記シミュレーションは、差玉は店から見てプラスなので お客様の玉は買った玉を下回る結果になるため、この営業ができる条件があります。
条件例示
・高稼働を維持できる力がある
・1台を支えるお客様数が多い
・立地は駅前繁華街タイプで、お客様の出入りが多い(郊外型は可能性がないわけではないが難しい)
・客滞率が低い etc |
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※風適法では等価交換の原則という規定があり、1物1価でなければ法に反することになります。
具体的には1,000円の換金商品を4円パチンコが250個で交換できれば1円パチンコは1,000発で交換をしなければ法律違反になります。平たくいえば1つの店で4円パチンコも1円パチンコも換金率を同じにしなければいけないと言う事です。 |
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b.利益コントロール
客滞率によって決定されます。上記aで示したような繁華街 駅前型店舗であれば一定の利益確保は可能でしょうが、郊外型で客滞率が高い店舗は、お客様層が資金不足で1円パチンコ2円パチンコを打っているのであれば、高利益は客離れにつながります。1円パチンコ2円パチンコでも財布からお金が消えていくのが4円と同じであれば、結果は同じ事になります。
c.1円パチンコ2円パチンコのニーズに応える利益確保
1円パチンコ2円パチンコのニーズを換金と考えていませんか。
4箱程度で5千円にも満たないわけで、換金に大きな期待をしているようには思えません。お客様にはパチンコ=換金という習慣があり、換金していると思われます。
また、貯玉による次回への期待という手段をとる選択もあるでしょう。
しかし、等価交換であれば貯玉も結構ですが、手数料を取らないとすれば貯玉は収益に大きな影響を及ぼします。
※一般景品の充実
5千円程度の玉を消費させるためには、その価値を魅力あるものにする必要があります。パチンコで遊んだ結果を最大限に認識させることです。
それは一般景品と交換させることで、満足感を高めることが大きな差別化になります。
単に景品業者に任せるのではなく、店舗側からお客様に景品の提案をすることが必要です。
一般景品は仕入れ方法により大きな利益を生み出します。
160円のカップヌードルを50円で仕入れれば割数が10割でも70%近い利益率になります。
換金主体より遙かに収益構造を高めることができます。
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