１．接客の基本

	接客姿勢が乱れたり、頭を下げられなかったり、あるいはナガラ接客であったりする原因は接客をする理由が「上司に言われたから」あるいは「マニュアルに書いてあるから」だからではないでしょうか。 接客姿勢を取ることを強制していませんか。形がそろう接客が目的になっていませんか。 頭を下げること、接客用語を使うだけでは再来店要因には結びつきません。 上司から笑えといわれて、気持ちの入らない笑顔など気色が悪いものとなり、お客様にとっては嫌悪感を抱くだけです。 他店と違うお客様に訴えかける接客でなければ、接客で稼働を上げることはできません。 新台入替もイベントも打ち出しも撒き餌にしかすぎません。お客様を集めておいて、その店の本当の楽しさをいごごちの良さを感じて貰えなければお客様は他店に流れます。 お客様は辛い,寂しい、現実からしばし離れたい等といった心を癒しにﾊﾟﾁﾝｺ店へくるのです。少しの間でも夢を見ていただき、楽しく過ごしていただけなければ再来店は見込めません。出玉より新台より、従業員とお客様の心と心のふれあいが・・・・接客がﾊﾟﾁﾝｺ店の一番の魅力です。

�U．正しい接客

接客とは a.心の表現 接客とは心を表現することです。 本日の来店に感謝する。売上をいただき感謝する。私たちが生活できるのはお客様のおかげです。私たちが成長できるのはお客様のおかげです。・・・・・・・etcをいかに表現するかです。感謝の気持ちがなければ、必ずお客様はいなくなります。感謝の気持ちがあっても通じなければ、お客様は離れます。 頭を下げて、接客用語を言うだけで「感謝の気持ちは通じるでしょうか？ b.感謝が現れるとき ｱ.自然に顔がほころぶ ｲ.指示されなくても自然にお客様に道を譲る ｳ.お客様が困っていることにすぐに気がつき即座に対応できる ｴ.お客様のことを知りたくなる ｵ.お客様から笑顔がいただける 顧客第一主義だとか接客強化と言っているうちは利益になる接客などできはしない。

�V．利益に結びつく接客の実現方法

正しい接客訓練 お客様が望んでいない接客や嫌悪感を抱く接客の原因は、接客訓練が間違っています。 島端で振り向いて　礼ができないのは感謝がないからです。感謝の心があれば必ず表現されます。 接客訓練の時に「お客様に感謝の心を示して下さい」と指導していますか？ a接客訓練の具体的方法 ｱ.なぜ感謝なのかを時間を掛けて理解させる →お客様の大事さ ｲ.感謝をどのように表現するのか問いかける ｳ.感謝表現の成功例を示す ｴ.技術知識を教える ｵ.単純ロールプレイ ｶ,感謝感情移入ロールプレイ ｸ.苦情処理知識　→苦情処理例 ｹ.苦情処理ロールプレイ ｺ.感謝の心を具体化するにはディスカッション 　 ｂ.日常訓練（OJT） 利益になる接客で重要なのは1日あるいは数日の接客訓練よりも　日常の指導管理です。稼働や利益に結びつくものながら平均的な店長の接客に対する執着心や努力は誉められるところではありません。 日常管理の要点 ｱ.礼をしなかった場合「頭を下げろ」ではなく｢何故感謝できなかった？」とたずねることです。 ｲ.朝礼やミーティングで感謝の心を示した従業員を誉め、成功事例を毎日伝えます。 ｳ.休憩時間や事務所にいる従業員にお客様への感謝をことある毎に語ります。 ｴ.感謝の心を伝えるにはどうしたらよいかをいつも語り合える場を作ります。 ｵ.感謝の心を示すPOPを事務所や従業員の休憩スペース等に張り出します。 ｶ.お客様に感謝することが従業員個人個人にどういう利益があるのか語ります。 ｷ.従業員一人一人に正しい動機付けを行います。 ｃ．本社の役割 ｱ.感謝の心がこもった接客成功事例集を作り店舗に配布します。 ｲ.店舗の管理職に対する研修を充実します。 　・感謝の心を示すことにはどうしたらよいかと問いかける技術→コーチング研修の実施 　・成功を認め、失敗を是正する「ほめる技術・叱る技術」の研修の実施 ｳ.接客で成功した従業員の認定と表彰 ｴ.顧客満足課の設置をし、顧客満足に執着する機関とします。 ｵ.定期的に店舗の接客の質の点検と店舗へのフィードバック・支援援助をします。 パチンコ不振店を立て直すには接客の見直しが一番の方法です 入替をしても、打ち出しても、多額の費用を掛けたリニュアルをしても反応がないのは、心がないからです。ただ利益を取ろうとするからお客様に見放されるのです。 お客様の投じた金銭に対する対価をお支払いになれば、必ずお客様は支持してくれます。対価とは心の満足ですから、出玉もありますがそれ以上に従業員とのふれあいです。 どうぞ良い接客をされて、繁盛店をお作り下さい。 　　　　　　　　　　　　　　パチンコ店の接客へ→

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