1.内部人材の活用
既存の知恵や行動では、結果は同じになりますから、新しい発想や情報を頻繁に挙げられる人を積極的に登用します。情報に対するレスポンスが改善には必要ですから、ミーティングや会議では情報収集を一番の目的とします。
また、過去の成功は全部役に立ちませんので、施策や知恵は多くの人材から求め実行するようにします。顧客と接しているアルバイトや一般従業員が良い知恵や情報をもっているケースが多いのですが、役職者が権限や経験で潰してしまうことが多く、その結果が不振に通じていることが多いのです。
また、何か達成したときには従業員向けのイベント等を行い達成の喜びをみんなで分かち合い、負け犬根性を払拭します。達成は大きな事ではなくて はじめは小さな事から達成を喜ぶようにしましょう。
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2.外部コンサルタントの活用
自社できるときは外部コンサルタントに頼ることは望ましくありません。自社を見渡して、人材と能力に乏しいと判断されればその時に外部コンサルタントを活用すべきと思います。
パターン別の外部コンサルタント
a.業績請負型:全て委託する事になり、楽かもしれませんが、比較的費用が高く店にはノウハウが残りません。コンサルタント契約終了と共に業績は元に戻る可能性が大きいのです。なかには契約中サクラを雇い、見た目の稼働を上げるような悪質なコンサルタントもいますので注意が必要です。
b.機械屋的コンサルタント:新台のスペックや配置を中心としたコンサルタント。もはや機械ではどうにもならない時代ですから、機械情報は販社から熱心に取り入れればすむことですし、提案した機械を入れないと業績向上できないような錯覚に陥り、結構な出費をすることになります。
c.内部潜在力活用型:会社内部にある潜在力を最大限に活かすコンサルティング。会社の内部にどうのような原因があって不振を招いたかを分析し、コーチング形式で経営者従業員に新たな発想を促す方式。ノウハウが残りコンサルティング契約終了後も、不振対策が自社でできるようになります。但し、即効性には問題があり時間がかかります。
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コンサルタント能力の高低は低い順に
@何も見ず、ただちに釘調整と機械選定に入る
A現在過去のコンピュータデータを調べるもの
B自店と競合店の条挙を調査分析するもの
Cマーケット内の人口動態経済状況などから分析するもの
となります。マクロからミクロへとが定石です。 |
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3.繁盛店の共通項
@人材教育に熱心である
A利益水準が適切である(低粗利ということではありません)
Bきちんとした接客がある
C言葉だけでなく行動ベースで稼働重視である
D嘘イベントはない
4.不振対策の重要留意点
信用は1日で崩れますが、信用を取り戻すには相当期間が必要です。
従って 長期計画のない不振対策はありません。
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当事務所のコンサルティングはできうる限り御社の資源を最大活用することを手段としています。
マクロマーケットの状態とミクロマーケットの状態、御社の戦力状態とをよく分析して不振対策のご提案をします。
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