パチンコ店の教育体系 本文へジャンプ

人材能力開発の礎



T.教育体系とは

ぱちんこ業界は寡占化が進み、競争は競合店同士の顧客の収奪戦となってきました。戦いに勝ち残るためには、如何に競合他社との差別化を図る必要があります。提供すべき商品(ぱちんこ・スロット台)が同じである業界で,消耗戦となる利益低下策に頼らない差別化は、人材の高度化しか道はありません。
そのためには人材の育成を個別の教育だけに止まらず、目的に向かって有機的に効率的にそして均質的に結びつけた教育体系が必要になります。
人材教育は統一性が大事

教育体系と経営理念

教育体系は経営理念 経営戦略と一体
人材の高度化を行うためには 経営理念と教育がマッチングしていなければ効率的な人材育成はできません。また、その時だけの思いつきの育成では人材能力の格差は広がるばかりで、平均的な能力レベルを上げることはできません。従って、人材教育を体系的に行うことがパチンコ経営にとってもっと有効な武器「人材」の強化につながります。そのために教育体系の整備が必要です。




※人材と人財
財はすでにできあがっている者でそのまま利用しますが 材は磨き光らせさらに磨くという可能性の追求です。

U.教育体系の作成手順

教育体系の作成手順 能力要件の分解 OJTと研修体系の策定

1.教育体系の作成手順で重要なのは組織化


教育体系は総務や人事が作れば良いというものではありません。人事担当が会社の業務全てに精通していることはまずありませんので、営業やその他の部門も巻き込んだプロジェクト化が必要です。いかに経営層の強権を得たとしても 実態と遊離すれば折角作った教育体系は組織から排除され実効性を失います。幅広い意見や情報の反映のできる組織をもつ事が必須です。
教育体系の実効性をあげるには全社的組織が必要

2.各階層別の必要な能力を洗い出し


能力の洗い出しは職務調査という手法で行います。
各階層別に行っている仕事を書き出し、KJ法などで大中小の項目に分けます。その結果を課業一覧にし、全体からどの階層の中心業務かを明らかにします。
そして階層別の能力の要件を示した職能要件の作成をします。→職能要件書参考例
課業表例 


図をクリックして下さい

3.能力の仕分け育成手段の選択


能力には知識技能技術といった学ぶことによって身につけられる能力・・・習得能力と、経験を積むことにより高まる習熟能力があります。それぞれの能力をどのような方法で身につけさせるかを策定します。
習得能力と習熟能力の一例
接客・・・・例の角度、接客用語→習得能力
      苦情処理、再来店促進会話→習熟能力


  • 習得能力・・・・・主に研修とOJT 研修は新任時にその階層で必要な基本の知識技術の指導を行い基本の統一を図る。また経験度に応じて難易度の高い知識技術を教育する。場合によっては 上位階層チャレンジ前に上位階層の基本知識を学ばせると即戦力が期待できる。OJTの場合は育成レベルのばらつきに注意が必要。
  • 習熟能力・・・・理解力や判断力、人間関係力など経験に応じて高まる能力ですので、基本的に上司によるOJTと計画的な人事異動によって身につく能力。研修でも一部可能ですがいわゆる気づき啓発の研修で即座に結果が出るものではなく、相当の期間を経過しないと結果は、出にくい事が多くなります。
習熟能力はOJTと人事異動中心 習得能力は研修中心

4.教育体系の方法別作成


能力の仕分けと育成手段が決まったら、いよいよ教育体系の作成です。

→研修体系はこちら

→OJT体系はこちら


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